メッセ、開幕連勝5で止まった 8回2失点12Kも初黒星

 「阪神1-2中日」(18日、甲子園球場)

 粘投した助っ人は最後まで、ベンチの最前列で勝利を願った。8回7安打2失点で今季初黒星。開幕からの連勝は5で止まった。「どれだけ長い回を投げても、チームが負けたら悔しいね」。阪神・メッセンジャーは失投を悔やみ、肩を落として振り返った。

 同点で迎えた八回。1死から荒木に高めに浮いた直球を狙われた。左中間を襲う二塁打で出塁を許す。続く平田には1ボールから2球目。スライダーがわずかに高く浮いた。前進守備を敷いた右翼・中谷の頭上を越え、勝ち越しを許した。

 続くビシエド、ゲレーロに四球で1死満塁。絶体絶命のピンチを背負ったが、金本監督は「任せた」と続投を決断。ここで崩れない。工藤、代打・藤井を直球で連続三振。この回を最少失点で切り抜けた。12奪三振。2桁奪三振は4月21日の巨人戦以来、今季2度目で通算21度目だ。だが、悔しさがにじむ。

 「8回2失点は悪い内容ではない。でも、点の取られ方がね。特に五回はアンラッキーだったが、残念だった」

 今季8度目の登板。過去、先制点を許したのは1度だけだ。光る安定感。この日も初回、中谷の適時打で先制した。「リードした展開の中で、リラックスして投げることが大きい。気持ちが全然違うからね」。投打の信頼関係が生む相乗効果。だからこそ五回、下位打線からの攻撃で1死三塁とされ、高くバウンドした投ゴロで同点を許したシーンを悔しがった。

 今季2度目の中5日登板。123球の粘投に指揮官は賛辞を贈る。「もう十分、責任を全うしてね。先発がしっかりしてくれている」。ベンチの信頼は揺るがない。エースも前を向いて次戦を見据える。「悪い投球ではなかった。やってきたことを続けていきたい」とメッセンジャー。リスタートして、また連勝街道を走る。

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