藤浪が2軍合流「後ろを向いても仕方がない。前を向いてやる」
阪神の藤浪晋太郎投手(24)が21日、出場選手登録を抹消され、兵庫・西宮市内にある鳴尾浜球場で、2軍の残留練習に合流した。
前日20日の巨人戦に先発し今季初黒星。5回9安打6失点で、10三振を奪いながら6四球と制球が乱れた。全ての回で先頭打者に出塁を許す苦しい投球。二回は先頭に与えた四球をきっかけに、小林に適時打を浴びて先制点を献上した。四回は投手菅野の打席で暴投、四球を与えてピンチを拡大。適時打2本で、一気に3点を加えられた。
五回は四球も絡んで1死二、三塁のピンチを招くと坂本に2点適時打を打たれた。金本監督も試合後、「あれだけボール、ボールだったら野手は緩む」と指摘。コーチ会議で無期限での2軍再調整を決めた。2年連続で不振による降格。昨年は5月下旬の抹消後、約3カ月2軍暮らしが続いていた。
月末には9連戦が控え、以降は6連戦が続く状況。柱として期待した右腕の離脱は、チームにとっての損失も測り知れない。この日、藤浪はキャッチボール、ポール間ダッシュ、投内連係など全体メニューを消化。
藤浪は全体練習後、「後ろを向いても仕方がないので。前を向いてやる。結果が出なかったのは仕方がない。クヨクヨせず、前を向いてしっかりと練習するだけです」と思いを明かした。将来の阪神を背負う不可欠な戦力。再出発から早期の1軍復帰を目指す。
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