BIG待遇でマルテ全面サポート 広いマンション用意 年内にも正式契約
阪神が新外国人選手として大筋合意しているジェフリー・マルテ内野手(27)に対し、4LDKのファミリールームを用意して万全の受け入れ態勢を敷くことが25日、分かった。同内野手には3人の子供がいるため、谷本球団本部長が合意時に「大きめの部屋を用意しなければいけませんね」と語っていた。年内に正式契約を結べるように調整を進めており、活躍してもらうために生活環境の面でも万全のサポートを行っていく。
子供3人を抱えながら異国の地にやってくるマルテを球団も全力でサポートする。谷本球団本部長が「大きめの部屋を用意しないといけない」と語っていたように、通常、外国人選手が住む神戸市内の高級マンションで4LDKの部屋を準備することが明らかになった。
球団幹部は「広めの部屋になると思います。空きもあるそうなので」と語った。通常、球団が外国人選手に用意する部屋は3LDKが基本となっている。家族が多い選手に対してはその都度、改修するなどして対応してきたが、空室状況などからマルテには広めの部屋を提供することが可能だという。
「ドリスともいろいろ話はしているみたいです」と語った同幹部。単にプレー環境だけでなく、生活環境も日本で活躍するための重要な要素になる。類いまれな実力を持っていたとしても、ストレスなく環境に適応できるかがポイントだ。
だからこそ球団サイドとしては、中軸として活躍してもらうために万全のサポート態勢を敷かなければならない。幸いにも同じドミニカ共和国出身のドリスらから情報収集をしているもようで、韓国などからオファーがありながら阪神を選ぶきっかけになった。
まな娘の就学状況もあり、1月末の来日時には単身で来る考えを本紙の取材に語っていたマルテ。家族が来日できるのは夏休み期間の6月になるとみられるが、その際に広めの部屋で水入らずの時間を過ごせるのはメンタル面でプラスだ。
この日、谷本球団本部長は「正式契約については何とか年内にできるよう、調整をしています」と明かした。米国がクリスマスシーズンということもあり、球団職員のドミニカ共和国への移動が困難を極めている状況になっている。
ただ一日でも早く正式契約を結び、年内に来季の陣容を固めたいという思いは変わらない。打線の核となり得る助っ人だけに-。球団は全力でマルテの活躍をサポートしていく。