糸原、炎のキャプテンになる 初「C」マーク!炎柄のウル虎ユニホーム着用
阪神の糸原健斗内野手(26)が31日、「ウル虎の夏2019」で着用するサードユニホームの発表会に梅野隆太郎捕手(27)とともに出席。キャプテンに就任したことで、初めて「C」マークが刺しゅうされた戦闘服を着用した。昨季の「ウル虎の夏」対象試合では、6戦で1勝5敗。また、7月は16試合で6勝10敗と大きく負け越した。苦しい時期を乗り越えるためにも、主将が闘志を燃やしてチームを引っ張る。
胸に刺しゅうされた「C」マークをじっと見つめた。キャプテンとしてチームを背負っていく覚悟が、徐々に高まってくる。炎がデザインされたユニホームに負けじと、糸原が心の炎を燃やした。
キャプテンマークが刻まれた戦闘服に、初めて袖を通した。「(マークは)重いです。特に意識することなく、まずは自分のことをしっかりやって」。立場が変わっても、任されたところでチームに貢献するという気持ちは変わらない。
昨季の「ウル虎の夏」では、巨人に3連敗を喫するなど6試合で1勝5敗と苦戦。同時期の7月は、16試合で6勝10敗と大きく負け越して2位から5位へと転落した。「シーズン中に絶対に苦しいときがくる。そういうときに引っ張っていけるように頑張りたい」と全力でチームを支えていく考えを示した。
地の利も生かす。「ウル虎の夏」とされている7月23日からのDeNA3連戦、同月30日からの中日3連戦では、選手のユニホームと同じデザインのジャージーを入場者全員にプレゼント。そのため、球場全体が黄色に染まる。「ファンの方も一体となって戦っている感じがする。すごい力になっています」と感謝した。
糸原が思い描くのは、言葉よりも姿勢で示すキャプテンシー。そのため、フルイニング出場を目標とする。最初の関門がレギュラー確保だ。二塁のポジションを上本らと争っていく。「打つこと、守ること、走ること全部でアピールして。ケガしないことを一番にやっていきたい」。春季キャンプでは持てるものを全て出し切り、その座をつかみとる考えだ。
最下位からの巻き返しとなる矢野政権1年目。鍛錬の日々の中で、新主将が頼もしい背中となり、チームの原動力となる。