阪神・ボーア、得点機2タコにイライラ…鋭い打球に矢野監督は打撃爆発の予感
「練習試合、阪神1-7広島」(15日、かりゆしホテルズボールパーク宜野座)
まだ2月、まだ練習試合。それでも陽気な阪神・ジャスティン・ボーア内野手(31)=前エンゼルス=が試合後、珍しく厳しい表情を見せた。助っ人として来日し、4番を任される宿命か。初の対外試合出場は、2度の得点圏でいずれも凡退。「結果には自分自身、イライラしたね」と胸の内を隠さなかった。
スタメン発表時から歓声が上がる。迎えた初回、1死一、二塁だ。1ボールから2球目、143キロの直球を狙う。だが、バットの先で捉えた打球は、一塁手の正面を突いた。さらに三回、今度は1死満塁。2ボールからの3球目、芯で捉えた鋭い打球は遊直に。併殺で好機をつぶした。
「結果の正解なんだ。この時期の試合とはいえ、どちらも走者がいた状況だからね。かえせなかったということは腹が立つし、悔しいよ」。4番・一塁でスタメン出場。守備では一塁線の打球を無難にさばくなど軽快な動きも見せた。2打数無安打とはいえ、試合に出ることに意味がある。
矢野監督も「いいポイントで捉えている。打線の厚みに楽しみがあるね」と胸を高鳴らせる。16日の楽天戦(宜野座)にも4番で出場予定。日曜日のホームグラウンド。新助っ人は大歓声を心待ちにする。「最高だ。ファンのためにプレーしている部分もあるから、もっと欲しいね」。B砲に爆発の予感が漂う。
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