阪神ボーア 浜風味方にする!6日聖地デビュー 球場の特徴把握してアーチ量産や

 フーセンガムを膨らましてリラックスムードのボーア
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 阪神のジャスティン・ボーア内野手(31)=前エンゼルス=が5日、甲子園での全体練習に参加し、浜風を計算して打席に立つ 考えを明かした。6日の日本ハムとのオープン戦で聖地デビューを果たす新助っ人。メジャー時代にも逆方向への一発が多かったことから、“追い風”を味方につけて本拠地でアーチを量産する。

 左翼席へ美しい放物線が何度も描かれた。この日の甲子園は右翼から左翼へ強い浜風が吹き抜けていた。それを味方につけ、心地よさそうにバットを振り抜くボーア。本拠地でアーチを量産するために、あるルーティンを明かした。

 「風だったり、球場の特徴だったりを打席前に把握するようにしている。甲子園はライトからレフトへスペシャルな風が吹いているからね。引っ張るんじゃなくて、センターからレフト方向を意識していきたい」

 メジャー時代から、打席に入る前にいくつかの確認事項を怠らなかった。特にアメリカは左右非対称の球場があるだけでなく、気圧の関係でボールが飛ぶ球場、さらに風の吹き方など、特徴のあるボールパークが多い。

 単に自慢のパワーを生かしてバットを振り回すだけでなく、球場によって、しっかりアジャストしていたボーア。そのクレバーさがメジャー通算92発の実績に直結している。

 ラッキーゾーン撤廃後、阪神で40発以上をマークした打者は、2005年の金本(40本)と10年のブラゼル(47本)のみ。いずれも左バッターだ。一般的に甲子園は右打者が有利とされているが、掛布雅之HLTは2軍監督時代に「甲子園は浜風を味方につけることができれば左打者が有利。右打者は流して右翼席に持って行くことはできない。左打者であれば、引っ張ってもスタンドに放り込めるし、流してもフェンスを越える」と語っていた。

 6日の日本ハムとのオープン戦(甲子園)で本拠地デビューを果たす助っ人。「調子は上がってきている」と力を込めた。浜風を味方につけることができれば-。金本、ブラゼルに次ぐ40発打者も夢ではない。

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