阪神・西勇、5回降板 自責点2も失点5 マルテ4失策含む5失策

 5回で降板し、ベンチ裏へ引き揚げる西勇(撮影・西岡正)
 2回、マルテ(左端)のエラーで得点を許しマウンドに集まる西勇(左から4人目)らナイン(撮影・高石航平)
 2回、3点を奪われ悔しそうにベンチへ戻る西勇(撮影・飯室逸平)
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 「巨人-阪神」(23日、東京ドーム)

 阪神先発の西勇輝投手が守備に足を引っ張られて5回降板。自責点は2ながら5失点だった。

 二回、1死から丸に、バックスクリーンに先制アーチを被弾。続く若林には左翼線二塁打を浴び1死二塁。さらに田中俊の一塁前への打球をマルテがバウンドが合わず大きくはじく失策。さらにボールを拾って一塁カバーに入った西勇に背面トスを試みたが、これもそれる“ダブルエラー”で若林の生還を許した。

 その後、大城にも右前打を浴び、1死一、三塁。投手今村の一塁へのセーフティスクイズをまたもマルテが捕球ミスし、犠打失策でこの回3点目を失った。

 五回は先頭の吉川尚に中前打を浴びると、二盗を決められ、その際に捕手・梅野が悪送球。さらに続く松原の打球をマルテが弾く。マルテはプロ野球記録となる一塁手による1試合4失策。チームとしては今季1試合最多の5つ目の失策を記録した。

 その直後の無死一、三塁から坂本に適時打、さらに1死満塁とされ、若林に左前適時打を浴びた。六回の攻撃で代打を送られた。

 試合前の段階で西勇の今季の巨人戦は4試合3勝0敗、防御率1・47。自身3連勝中と好調で迎えたマウンドだったが、悔しい降板となった。

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