一夜明けても怒り収まらず…
えっ!?これは…前夜の誤審に、無言の抗議?甲子園はTG第3R。試合前、ベンチ裏に張り出されたメンバー表は両軍オーダーが左右に並ぶが、なぜか審判団の欄だけが180度逆さまにプリントされていたのだ。
聞けば両軍と審判団から提出された3枚を並べてコピーする際、向きを誤ったらしい。その後に修正版が掲示され“一件落着”したが…。
やはりというか、虎党の怒りは一夜明けても激しかった。午後4時の開門。一斉にスタンドに入ってきた虎党から、さっそく「どこじゃ!脇谷!」の怒声が飛んできた。
前日3‐2の七回2死一、三塁。ブラゼルの二塁後方への飛球を、巨人・脇谷が落球したが、これを土山一塁塁審が捕球・アウトの判定。2点追加が幻となり、流れは一変、虎が逆転敗戦した。
脇谷に非はないが、脇谷のブログは炎上し、アクセスできない状態に。試合でも二回にマートンの飛球が二塁に飛ぶと、怒声の嵐。火の粉をかぶる大変な1日となった。
インターネットの動画サイト「YOU TUBE」にアップされた問題の落球シーンは、1日で閲覧回数が20万件を超えた。たしかに、何回見ても、落としている。
当の土山審判員は本日は二塁塁審。試合前に場内アナウンスされると、大ブーイングが起こった。
そんな中、鳥谷が言った。「シーズンは長い。終わった時に振り返ってあの試合が…ということになるかもしれないけど、今は毎回、引きずっていても始まりません」
なぜか球界ツイッター王の日本ハム・ダルビッシュも昼間からこの件に関し「伝統の一戦ですからね!熱くなるのは当然か」などと何度も書き込み。脇谷の立場をめぐってファンとプチ論争した。
デイリー編集局にも、朝から虎党からの電話がジャンジャン。「デイリーはもっと怒れ」「ビデオ判定を導入せよ」。デ軍一同も“鎮火”のためにも本日勝利を祈ったが…。笑って全てを水に流したかったんだけどなあ。