京都水族館~ペンギン&イルカと遊ぼう
2014年4月25日
スカイウォークを歩くペンギン
人の頭上を歩くペンギンにびっくり
京都水族館(京都市下京区)でイルカとペンギンの新しいプログラムが誕生した。「イルカLIVEきいて音(ネ)」と「ペンギンスカイウォーク」。イルカLIVEはショーを見に集った客とイルカが一体となって楽しめる。スカイウォークは好奇心旺盛なペンギンたちが、宙に設けられた通路をよちよち歩いて楽しませてくれる。あまりにもかわい過ぎて瞬間的にでもストレスが吹っ飛ぶのは確実。並びの悪いGWは近場で!
最大高さ3メートルはある通路をペンギンたちが恐る恐る歩いてきた。「スカイウォーク」との名が付いただけあって人の頭上を行く。おなじみのよちよち歩きだ。
気づいた子供たちが「あっ、ペンギン!」「かわいい!」と指をさして歓声をあげる。右に左に歩くペンギンたち。つられて子供たちも左右に動く。それを見てペンギンもうろうろ。もはや、どっちがどっちにつられているのか分からなくなった。
京都水族館では「ケアリング」に配慮して生き物を飼育している。ケアリングとは少しでも自然に近い環境で暮らし、健康でいられるように体調管理に努めるなどの意味がある。飼育下ではペンギンは巣に戻るのもプールに行くのも簡単なため、運動不足になりがちだ。そこで、少しでも運動不足を解消する目的も込めてスカイウォークは誕生した。
通路の材質は強化ガラス。展示飼育部長の下村実さんは「ガラスは彼らにとってやはり珍しいんでしょう。最初はくちばしでガラスをつついて警戒してました。歩いてくれて良かったです。作ったのに歩かなかったら、えらいことですから」と歩き回るペンギンを見てほっとしていた。
「イルカLIVEきいて音(ネ)」は、「楽rakuu(ラクゥ)」というパフォーマーが登場するのが特徴だ。観客に笛を配り、客席とイルカが一体となって盛り上がる。イルカの鳴き声も聞かせてくれ、個体によってまったく声が違うことを知ることができる。
「楽rakuu」が「犬のような声のイルカもいます」と前ふりして声を出させたイルカは、「ワウ!ワウ!」と本当に犬のような感じ。客席から驚きの声が上がった。
「音」にこだわったショーは個性的で一見の価値があること間違いなし。