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暑い時季こそ韓国スープ~神戸・元町

2014年7月13日

 1番人気の「ピリ辛とうふスープ」

 1番人気の「ピリ辛とうふスープ」

 熱くて辛いがファンに支持される「プデチゲ」

 熱くて辛いがファンに支持される「プデチゲ」

 暑い時季こそ韓国スープで元気をチャージだ!神戸・元町高架通りにある「すーぷ房くだら」は、栄養満点のピリ辛スープがおいしいと人気の店。スタミナがほしい男子、美肌を目指す女子にもおすすめします。(ライター・入谷晴美)

 ◇    ◇

 グツグツと音をたてて出てきた「ピリ辛とうふスープ」(770円)は同店の1番人気。辛そ~。熱そう~。

 しかし、スープは見た目ほどは辛くない。ピリッとパンチがあってうまみが広がる。玉ねぎやニンジン、青菜など野菜たっぷりで卵、韓国餅、牛スジなども入ってとてもヘルシー。スンドゥブチゲ(純豆腐の鍋)を日本向けにアレンジしたものといえるが、豆腐は日本の絹ごし豆腐を使用している。

 この絶品スープはオーナーで料理研究家の金輝子(キム・ヒジャ)さんが考案。「日本では韓国料理はもちろん、世界の味があふれているけど、まだ日本にないスープを出したかった」という思いから生まれた。

 ヒントとなったのは十数年前、ソウル市内で食べたチゲ。これまでにないほど素晴らしい味だった。あまりのおいしさに少量をビニール袋に入れて持ち帰った。帰国後、これを基に試行錯誤を繰り返し、牛骨、コチュジャン、みそ、唐辛子などを使ったスープを完成させた。

 値段には漬物2種とご飯が含まれ、ご飯のお代わりは何杯でもOK。ワンコインでいただける「プデチゲ」(500円)もファンが多い。太めのソーセージ2本とインスタントラーメン、たくさんの野菜、卵をキムチスープで煮込んである。こちらも熱さと辛さで大汗必至?

 韓国には「以熱治熱(熱をもって熱を治す)」という言葉がある。暑さからくる食欲不振やけだるさを治すには熱い料理を食べると良い、といった意味で、デトックス効果も大。男性の支持が高い「スタミナ焼肉」(920円)は豚バラをコチュジャンベースのたれで炒めたもの。肉の下にはレタス、チシャ、玉ねぎなどの新鮮野菜が敷かれてバランスもばっちり。

 ビールに合うと好評なのが「野菜天煮」(410円)で、大根煮の柔らかなこと!金さんの艶々としたお肌と、しなやかな身のこなしはとても75歳とは思えない。韓国スープには、美と健康のパワーが詰まっていると、ワタクシ確信しました。



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