ビアシップで乾杯!~大阪水上バス
2014年8月12日
水都・大阪を走るビアバイキングクルーズ「ひまわり」
冷えたビールで乾杯!
水都・大阪をクルージングしながら冷た~いビールを楽しむ、ビアガーデンならぬビアシップをご紹介します。大阪水上バスが平日(火~金曜)限定で運航中の「ビアバイキングクルーズ」。帝国ホテル大阪が提供する料理とジャズの生演奏がスペシャル感を演出する。仕事帰り、90分の“真夏の夜の夢”に酔ってみた。
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大川(旧淀川)の左岸、京阪電鉄天満橋駅からすぐの八軒家浜船着場「川の駅はちけんや」に、グルメとジャズが楽しめる「ひまわり」が停泊している。江戸時代、8軒の船宿が並び川の交通の要衝として栄えたという。
屋上ビアガーデンも大好きだけど、クルーズ船は非日常感がぐんとアップする。さっそく生ビールでカンパーイ。船は静かに出港し、窓の景色がゆっくり動き始めた。
ビュッフェ形式の料理は帝国ホテル大阪が提供する。同ホテルのシェフが「ビールに合うメニューを」と腕をふるったものだ。帝国ホテル誕生から127年、大阪に誕生して18年になるが、「ホテル外部で帝国ホテルと冠した料理を出すのは初めて」(大阪水上バス久ノ坪宏司社長)。
「シェフ特製テリーヌ」「牛フィレ肉の軽い煮込みオニオンクリームソース」「魚のフライたるたるソースとレモン添え」「スモーク鴨ビーツポテトサラダ仕立て」「ソーセージとハッシュブラウンポテト」「仔牛のカレー風味ペンネグラタン」「サーモンとにしんのサラダ添え」「グリルチキンとキノコのピラフ」等々、ホテルのパーティーバイキングのよう。
オープンデッキでジャズの生演奏が始まった。昼間の酷暑も少し和らぎ、川風も吹いている。出演はインストゥルメンタルスウィングバンド「キングコロンビア」。若いメンバーながら1930~50年代のアメリカ音楽が得意だという。火曜はタヒチダンスが登場する。
グラスを手に心地よい音楽に耳を傾けていると、どこかのリゾート地にいるようだ。しかし、大阪のど真ん中。暮れるにつれてビルの灯りが都会の夜景を作り出す。川から見上げる大阪は不思議な感じだ。ライトアップされた大阪城がチラリと通り過ぎた。
クルーズは約90分。お腹いっぱい食べて、飲んであっという間だったなぁ。デザートの「フルーツカクテル」は別腹、美味しく〆ました。