たまらん明治“おかしの里”~大阪・高槻

 ギネス記録に認められた巨大看板
 工場で迎えてくれるカールおじさん。大きさは子供くらい
2枚

 「きのこの山」や「たけのこの里」、「カール」などの人気のお菓子を作る工場「明治なるほどファクトリー大阪」(大阪府高槻市)を見学した。敷地内はカカオの香りがほんのり漂い、チョコレートのありかを探してきょろきょろしてしまう。CMで流れる「チョッコレート」のあのメロディーが自然と口をついて出てきた。

 ◇   ◇

 チョコレート好きにはいい匂いでたまらない。

 見学ルートに沿って歩くと「カールおじさん」が迎えてくれた。ちょっと大きな子供くらいの大きさ。思わず触ってしまう。よしよし。

 ミルクチョコレートやアポロチョコの巨大展示物が並ぶ廊下を抜けるとやがて製造現場が見えた。出来たてほやほやの「きのこの山」がガラスの向こうでざくざく生まれている。手のひらですくって食いたい。

 「きのこの山」は「明治なるほどファクトリー大阪」で誕生した。同工場は1955(昭和30)年創業。当初はビスケットを作り「東洋一のビスケット工場」と呼ばれた。やがてチョコレートも作るようになったことで「きのこの山」が誕生する。古谷野哲夫工場長によると、新商品のアイデアを練る中で「アポロチョコにビスケットをくっつけては」という案から始まり、今の形に落ち着いた。

 似た商品に「たけのこの里」がある。食べ比べた時に違いがあって何によるものなのか分からなかったが、古谷野さんが教えてくれた。きのこの山はクラッカーで、たけのこの里はクッキー。そのために後者の方が食べた時に「しっとり感」があり、高級感につながるのだそうだ。

 「内容量も違うんです」と古谷野さん。両商品の背面を見せてくれた。「きのこの山」が74グラム。「たけのこの里」が70グラム。重さは異なるが店頭販売価格はどちらもたいてい同じだろう。古谷野さんは「たけのこの里のほうが原材料価格が高いんです」と、「きのこの山」より4グラム少ないものの値段が変わらない理由を教えてくれた。

 「カール」の製造過程も見ることができる。一口サイズのあの形になる前は長いひも状でぐるぐる巻き。見ただけではカールとは到底思えない。これを風圧でカットするのだそうだ。

 見学者はできあがったばかりのカールを食べることができる。通路にあるボタンを押すと袋詰めになったばかりのできたてがシューターを通って通路に転送。あたたかかった!

 ◆アクセス JR高槻駅からタクシーで約10分、同摂津富田駅から徒歩約15分。住所は大阪府高槻市朝日町1の10。見学は完全予約制。月曜から金曜の9時半からと13時から。所要時間約2時間。入館料無料。予約、問い合わせは「明治なるほどファクトリー大阪」(電話072・685・5031)、受付時間は9時から16時(12時から13時を除く)。

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