サーフィン・パリ五輪代表稲葉玲王が五輪会場・タヒチ合宿へ出発「波に慣れる」 前回はサメ遭遇で冷や汗「心臓が止まりそうだった」

 サーフィン男子で今夏のパリ五輪代表の稲葉玲王(27)が4日、五輪会場のタヒチ(フランス領ポリネシア)で行われる日本代表合宿の出発前に、羽田空港で報道陣の取材に応じた。

 会場のタヒチ・チョープーは世界屈指の大波で知られる危険な場所。2週間の滞在期間では「波に慣れるのが一番大事。小さい波から大きい波まで全部できるようにしたい」。みっちり練習し、経験値を積む予定だ。

 4月に個人で練習しにいった際には海上でサメに遭遇。タヒチに生息するサメは基本的に人を攻撃することはないというが、2~3メートル先にいたこともあり、「『うっ!』ってなります。心臓が止まりそう」と冷や汗だった。さらに、砂浜から波があるポイントまでは1~2キロ。代表合宿では船で沖まで出ていけるが、個人で行った際には船を借りずに1人で沖まで行った。「海に入るのも命がけ」の中で、着実にたくましくなっている。

 自然ならではの危険もつきまとうが、大波だからこそ、波のトンネルをくぐり抜ける『チューブ』が成功した時が「最高」とにんまりする。夢舞台の目標は「金メダル」。そのためにも、収穫の多い合宿にする。

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