やり投げ・北口榛花が国内初戦で貫禄V!圧倒も「ちょっと不完全燃焼」 自作のポストカードファンに手渡し

 「陸上・水戸招待」(5日、ケーズデンキスタジアム水戸)

 女子やり投げが行われ、昨夏の世界選手権金メダリストで67メートル38の日本記録を持つ北口榛花(26)=JAL=が、今季国内初戦を61メートル83で優勝した。前週には世界最高峰のダイヤモンドリーグ(DL)第2戦・蘇州大会でいきなり逆転優勝しており、今季2連勝となった。今夏のパリ五輪代表には既に内定済みで、次戦はセイコー・ゴールデングランプリ(19日、国立競技場)に出場する。

 昨夏の世界選手権金メダル獲得後、初の国内大会。観客の手拍子に背中を押されるように、北口はただ1人、60メートル超えを連発した。優勝が確定していた中での6投目でさらに記録を伸ばしてフィニッシュ。他選手を圧倒したが「もうちょっと投げたかった。ちょっと不完全燃焼」と、納得がいかない様子だった。

 連戦の疲れもある中、試合後には出待ちしていたファン約100人に、自身の写真が印刷されたポストカードを手渡しで配った。「欲を言えばもっとたくさんの人に足を運んでもらえるように頑張りたい」と日本のエースとして、競技普及への思いも強めている。

 次戦はセイコー・ゴールデングランプリ。「五輪で61メートルだとちょっと厳しい。序盤から良い記録が出せるように頑張りたい」。悲願の五輪金メダルへ、現状の課題と向き合っていく。

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