ラグビー・埼玉が決勝進出 横浜との接戦制す 今季限り引退の堀江「何とか勝てた」昨年の雪辱で有終花道へ

 「ラグビー・リーグワン・プレーオフ準決勝、埼玉20-17横浜」(18日、秩父宮ラグビー場)

 2季ぶりの優勝を狙う埼玉(レギュラーシーズン1位)が横浜(同4位)に20-17で競り勝ち、26日に東京・国立競技場で行われる決勝に進んだ。埼玉は前半4分にWTB竹山のトライで先制し、13-3で折り返した。後半は2連続トライを許して逆転されたが、13-17で迎えた19分にCTBデアレンデのトライで再びリードを奪った。

 ノーサイドの笛が鳴った瞬間、堀江は両腕を天に向かって突き上げた。今季限りでの現役引退を表明しており、負ければ自身にとってラストゲームになる可能性がある重圧の中、僅差での勝利。「何とか勝てましたね」と声を弾ませた。

 13-10で迎えた後半6分、“ラスボス”に出番が告げられた。直前で横浜にトライを決められており、流れを止めたかったが同13分に逆転トライを献上。それでも堀江は「やってきたことを淡々とやっていけば、結果は返ってくる」と焦りはなかったという。

 この日は堀江を中心にチームの決め事で「セーフティー、ゲームを支配する」などの意味を込めた言葉「ブルー」という声が飛び交い、コミュニケーションが増えた。すると19分、CTBデアレンデのトライで逆転に成功。その後は最後まで集中して守り切った。

 連覇を狙った昨年は決勝でSO松田らがミスを連発し、王座を明け渡した。堀江は「同じことを繰り返さない決勝にしたい」と決意。希代の名フッカーが思い残すことのなく最高の花道を飾る。

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