阪神・前川 9試合ぶり先発で意地の適時打 同学年G京本撃ち「センバツでは打てなかったので打てて良かった」
「巨人2-4阪神」(5日、東京ドーム)
自身のふがいなさと過去の屈辱を晴らそうと燃えていた。阪神・前川が意地の適時打で貴重な4点目を挙げる。「前の3打席が話にならないぐらいダメだった。何とか最後に打てて良かった」。9試合ぶりの先発起用にタダでは終わらなかった。
1点リードの八回無死二塁。追い込まれながらも京本のフォークを左前へ運んだ。相手右腕とは同学年。21年3月29日のセンバツ準々決勝でも対戦していた。京本は明豊の先発で3回無失点。前川は智弁学園の3番で4打数無安打に倒れ、涙を流した。「センバツでは打てなかったので、今日は打てて良かった」。3年ぶりの再戦でリベンジを果たした。
ノイジーとの併用が続く中、「打てると打てないでは打てた方がいい。また次も頑張ります」。気持ちを切らすことなく、次の出番に備える。