中畑監督、王会長に感謝…力もらった
DeNAの中畑清監督(58)に、熱いエールが届いた。妻・仁美さん(享年59)の死去から2日たった7日夜、王貞治ソフトバンク球団会長(72)の弔問を受けた。「キヨシ、いつでも奥さんは見ててくれるよ」と励まされ「神様みたいな人がわざわざ来てくれた。新しいパワーをもらった」と感謝の気持ちを口にした。
王会長もダイエー監督時代の01年に恭子夫人を亡くした。「胸中は大変だろうと思う」と心中を察した。約20分の滞在。「野球で結果を出すことがいい。奥さんのためにも頑張って欲しい」と熱い言葉を投げかけた。
中畑監督はこの日、夫人の死去以来、初めて外出した。都内の寺院で葬儀の段取りから墓の手配まで済ませた。
「葬儀は静かにやってもらう。心のお別れをキチッとする」。中畑家の菩提(ぼだい)寺も決めた。「女房が落ち着く場所、安住の地が見付かった。家を建てるのと同じくらいの気持ち。女房が先に入るのが残念だけどね」と明かした。
心労で体重は6キロも落ちた。多くのエールを受けた。最愛の妻を弔う準備も整った。「新たな気持ちの切り替えができた。10日にキチッと最後のお別れができたらいいと思う」と少しだけ、明るい表情を見せた。