「巨人春季キャンプ」（２日、宮崎）

　“除霊”失敗！？巨人の亀井善行外野手（３０）がキャンプ２日目となる２日、左ふくらはぎ肉離れでリタイアした。練習中に不調を訴え、キャンプ地となる宮崎市内の病院で診断された。

　勝負の年は苦しいスタートとなった。０９年の日本一に貢献した強打者も近年は打撃不振で活躍できず、２軍キャンプスタート。昨オフには何かを変えたいと、地元・奈良の霊媒師を訪れ、お祓（はら）いを受けていた。

　「左肩に化け物がついている」とケガがちな“原因”を指摘され、体の左半身を痛めることが多かったことに気付いた。万全なシーズンを送るべく、しっかりと化け物を祓ってもらったのだが、今回も体の左側のケガで離脱。前日のキャンプイン前には青島神社の絵馬に「健康」と書き込んでおり、なんとも皮肉な結果となってしまった。

　とはいえ、嘆いていても仕方ない。３日からは別メニューでのリハビリが始まる。２軍メンバーに決まった後には「逆襲というか、逆にやってやろうという気持ち」と燃えていた亀井だ。不屈の精神ではい上がり、完全復活してみせる。