原監督がキャンプ総括「80点くらい」
巨人は26日、沖縄セルラースタジアム那覇での春季キャンプを打ち上げ、原辰徳監督(54)は「(点数を付けるなら)80点くらい」と採点した。
グラウンド中央で一本締めの手拍子が響き渡る。主力7人がWBC日本代表としてチームを離れ、若手中心で行われた沖縄2次キャンプ。投手では宮国、菅野、高木京らが存在感を見せたが、若手野手はアピール不足だった。ただ、国際舞台から戻る代表選手の状態は不透明。「WBC組不在でのチームづくり」を目指し、指揮官は期待する。
「(代表選手が)帰ってくるまでに、どんな選手が1歩、2歩抜けだし、レギュラー、ローテーションに入ってくるか楽しみです」。沖縄での実戦では得点力のなさが目立っているが、オープン戦が本格化する今後への奮起を促した。
この日は前日までに7打席連続三振した大田を室内練習場で徹底指導。「振ることに精いっぱいになっているから」と約1時間、身ぶり手ぶりを交えて原点に立ち返らせた。大田は「次の試合が楽しみ」と手応えを得た様子。今後は27日に福岡入りし、28日に日本代表と対戦する。