マギーV打!星野楽天4年ぶり貯金8
「オリックス1‐2楽天」(30日、京セラ)
楽天が延長戦を制した。2カ月連続勝ち越しで貯金を今季最多、4年ぶりの8とした。決めたのはマギーだ。1‐1の十回1死一塁から、真ん中に入った初球の150キロ直球をはじき返す右中間適時二塁打を放った。
「首位争いをしていることが、自分にとってもチームにとってもモチベーションになっている」というマギーは走塁でも貢献。一走だった二回1死一塁の場面では、島内の右前打の間に一気に三塁へ。松井の犠飛で同点のホームを踏んだ。
同じく一走だった四回1死一塁でも、一ゴロの際に併殺を崩す二塁への鋭いスライディングを見せた。十回の適時打では二、三塁間でアウトとなり、星野監督は「(自分を)ボルトかカール・ルイスと間違えとる」と苦笑いしたが、献身的な助っ人は頼もしい限りだ。
2日からは本拠地でロッテと首位攻防戦に突入。すべて接戦だった今カードでしぶとく勝ち越し手応えはある。それでも「ロッテは強いわ。1つずつ1つずつ勝ちを増やしていかないといけない」と星野監督。まずはしっかりと足場を固めていく。