G坂本、幸運二塁打で甲子園初得点呼ぶ
「阪神2‐3巨人」(2日、甲子園)
巨人・坂本のバットが、甲子園での今季チーム初得点を生み出した。2点を追う五回。2死一塁で、打球は右翼ライン際に上がった。スライディングした右翼手が捕球できず、倒れているすきに走者が生還する幸運な適時二塁打で1点をかえした。「(甲子園でチームが無得点だったが)いつも通りの精神状態でした」と35イニング目にして、初めて聖地のスコアボードに得点を刻んだ。
1点ビハインドの七回2死二塁では能見のチェンジアップをバットに乗せ、左翼越えに同点適時二塁打。2打点にも「中井が前であれだけつないでくれたので」と、4安打した後輩に感謝した。
延長十回先頭でも左前打し、猛打賞の大暴れ。「初戦をとれたので、さらに集中して次の試合に入っていけたら」。目線はすでに前を向いていた。