オリ安達、初の4打点!V&ダメ押し打
「日本ハム1-5オリックス」(5日、札幌ド)
文句なしのヒーローだ。オリックス・安達が勝ち越しの適時二塁打に、ダメを押す走者一掃の3点適時二塁打。自身初の1試合4打点、同3度目の3安打と大暴れし、チームを3試合ぶり勝利に導いた。
「チームにちょっとでも貢献できて良かった。最近はヒットどころか、塁にも出てなかったので」と息をつく。リーグ戦再開後、今試合前まで11試合に出場して19打数2安打と低迷。7月に入ってバットを短く持つようにして、鋭いスイングを取り戻した。
ドラフト1位入団から2年目の飛躍を期す今季。遊撃で開幕スタメンの座を勝ち取る。日本ハムにトレード移籍した大引の後継者として、期待を一身に集めていたが、5月14日の阪神戦でスクイズを空振りする大失態。翌日からスタメンを外れ、ベンチで過ごす日々が増えた。
「原因は気持ち。攻めてのミスならオッケーだと強い気持ちでやるよう自分を変えた」。積極的に直球を打ち抜いた姿勢に成長の跡を見せた。厳しく接してきた森脇監督も「素晴らしい打撃。まさにヒーローだね」と手放しで称賛した。