D山井一転…初回先頭から4連打も白星
「中日6-3ヤクルト」(5日、ナゴド)
中日・山井は苦しみながらも今季3勝目を挙げた。ノーヒットノーランを達成した前回登板、6月28日のDeNA戦(横浜)とは一転、実に9本ものヒットを浴びた。それでも6回3失点と大崩れはしなかった。
初回先頭からいきなり4連打で1点を失うと、続く相川に中犠飛。2点を先制された。それでも「初回は不運なヒットもありました。何とか粘ろうと思いました」と気持ちを切り替え、二回以降は4回連続で無失点。140キロ台中盤の速球やスライダーを低めに制球することを心がけた。六回に畠山にソロを浴びたものの、味方の好守にも救われ、追加点だけは許さなかった。
これで5月の先発転向後、6試合で防御率2・54。4点以上奪われた試合はない。ノーヒットノーランだけが山井の魅力ではない。吉見、カブレラが離脱しているなか、存在感と安定感を示している。