西武・永江「奇跡」のプロ初ホームラン
「西武7‐3ロッテ」(6日、西武ド)
打った本人が一番驚いた。同点で迎えた五回1死。2年目の西武・永江が、西野の真っすぐをライナーで右中間席に突き刺した。父親の孝さん(45)が見守る中で放った勝ち越しのソロは、記念すべきプロ初アーチだ。
「奇跡のホームラン。打った瞬間は打球を見失って、二塁打かと思い、全力で走った」とヒーローは興奮口調。渡辺監督も「ベンチが盛り上がらないわけがない」と、大きくうなずいた。この回だけで計5安打の3得点と打線がつながった。
遊撃は6人が守る。持ち前の守備力を買われ、永江は開幕先発出場を果たしたが、課題は打撃。「ホームランは気持ちがいいけど、バントもチーム打撃もこなせる嫌な9番になりたい」。若獅子のV弾でチームは4連勝。夏攻勢へレオの勢いが加速してきた。