楽天ジョーンズ来日初満弾!4戦4発
「ソフトバンク0-7楽天」(7日、ヤフオク)
集中力でねじ伏せた。主砲のジョーンズが八回1死満塁から勝負を決定づけるグランドスラム。「4打点取れるという意味ではいいホームラン。でも野球は最終的には、勝利を目指しているから」と、来日初の満塁弾よりも手にした白星を喜んでいた。ソフトバンクに連勝し、西武に敗戦した2位・ロッテとのゲーム差を「2」に広げた。
息詰まる投手戦。八回にたたみかけた。1死満塁から野選、銀次の左前適時打と2得点。ここでAJ弾だ。代わった金沢から左中間へズドン。星野監督も「そらあ大きいよ。満塁本塁打あそこで打ったら、ガックリくるだろ」と絶賛するダメ押し弾だった。
打率、盗塁数、打点、主要部門でトップの野手がチームにはいない。それでも、パ・リーグを引っ張るのは楽天だ。「突出した記録も、打点も出てない中で(首位なのは)全員の努力の結晶だよ」。絶対的主砲は、奮闘続けるナインを立てて好調の要因を説明した。
これで4戦4発。チームの成績とともに、調子も上向きだ。日米通算2000本安打へ、あと9本に迫った。「もちろん素晴らしい記録。できることなら仙台で決めたい」。9日を東京ドームで終えた後、10日からは仙台で5連戦を控えるだけに達成も十分可能だ。メジャー434発男が、熱い夏へトップギアに入った。