大谷痛ッ死球…ハム天敵マー君に9連敗

 「楽天5‐0日本ハム」(9日、東京ド)

 2011年9月から3年越しで9連敗。4安打完封負けで今季4戦4敗。日本ハムにとってマー君は、もはや天敵以上の存在だ。仁王立ちする田中に、先発出場した二刀流ルーキー・大谷も完敗を認めるしかなかった。

 第1打席はヒヤリとさせられた。田中の投じたカットボールが左ヒザ内側を直撃。大谷は痛みで顔をゆがめたが、無事に一塁へと歩を進めた。「直球だと思ってよけたら、そこから曲がってきた」。前回4月9日の対戦では併殺打に2三振。リベンジを誓っていたが、その後も四球、遊ゴロと快打は出なかった。

 守備では魅せた。六回1死一塁で聖沢の右前打を処理すると、島内を三塁で刺した。八回にも右越え打を放った松井を二塁でアウトにした。試合前には次回先発に向け、ブルペンで50球の投球練習。全力を尽くしたが、勝利は遠かった。

 試合後は「(田中は)ピンチにならないとギアを上げない。ペース配分も考えているし、すごい投手。僕も最終的には目標にしたい」と投手目線で熱い視線を向けた。「なかなか打てない投手ですが、次は球種やコースを狙っていきます」。19歳になったばかりの二刀流ルーキーにとっては、すべての経験が糧となる。

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