中日ルナ左膝痛再発で再びチームを離脱
守道竜にまたまたアクシデントが襲った。中日のエクトル・ルナ内野手(33)が9日、左膝の痛みを訴えて欠場。この日の阪神戦(那覇)で復帰するはずが、チームを離れて名古屋に戻ることになってしまった。
「2日休んだら大丈夫だというのに、よくならないからね。きょう帰っても病院がやっていないから、あした帰って検査してもらうよ」
トレーナーの報告を受けた高木監督が険しい表情を浮かべたのは試合前だった。ルナは6日のヤクルト戦(ナゴヤドーム)の走塁で左膝の違和感を訴えて途中交代すると7日は欠場。翌8日は「あした練習してみて最終決断するけどゲームに出るために来た」と発言していた。だが…。この日、ナインと離れて始めたアップ中に再び痛みを訴えて練習を取りやめ。10日に名古屋に戻って検査することになった。
「本人はできると言っていたけど、動いたら痛みが出た。検査をやってはっきりさせないと」とノーコメントだったルナに代わって藤田チーフトレーナーが説明した。左膝に腫れがなく患部は本人しか分からない状態。即出場選手登録抹消ではなく、精密検査を受けた結果で今後の方針を決めることになるようだ。
「少々のことでは驚かんよ。今年はそういう年だから」と高木監督は平静を装ったが…。思えば阪神・能見と対戦した6月25日の阪神戦(富山)も大島が左肘の痛みを訴えて欠場。ブラッドリーが1回終えて緊急降板していた。今回は突発的ではなかったとはいえ、復帰を見込んでいただけに痛い。現時点では復帰は未定だが、4番が長期離脱となればエース・吉見の離脱と同じような痛手を負う。