ロッテのブラゼル!いきなりマルチ安打

「ロッテ3‐3オリックス」(9日、QVC)

 ロッテでのデビュー戦。ブラゼルが移籍初適時打を含むマルチ安打と存在感を見せつけた。延長十二回を戦い、引き分けに終わったが「マリーンズファンの熱い声援を受けてうるっと来た。期待に応えることができてよかった」と自身の結果には満足げに振り返った。

 「5番・指名打者」で初出場。2打席目。2点リードした四回1死三塁。阪神時代と同じ登場曲、カントリーミュージック「ハンク・ウィリアムズ・ジュニア」の曲を背に打席に入る。初球、金子の高め直球を強振。中前へ抜けると、巨体を揺らし一塁を回った。

 来日しているラニー夫人、トロット君の前で活躍。阪神時代と変わらぬ豪快なスイングで家族を喜ばせた。伊東監督は「彼があそこ(5番)に入ることで相手にプレッシャーがかかる」と喜んだ。ブラ砲の加入で、破壊力不足と言われた打線に厚みが増したことは確かだ。

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