「阪神６-１中日」（１０日、沖セル）

　屈辱にまみれた暑い暑い那覇の夜だった。中日は今季３度目の４連敗。借金は今季ワーストで１２年ぶりの１３になった。

　ピッチャーにやられた。プロ初勝利を目指した先発西川が阪神先発スタンリッジに３打席すべてで出塁され、うち２度はホーム生還を許してしまった。６回５失点で降板し、初勝利はまたもやお預けとなった。

　「取れるところでアウトを取れないとこうなる。アウトにして当たり前のピッチャーを塁に出したら苦しくなる。当たり前のことができなかった」。三回までは丁寧に低めに投げ込み、１安打ピッチングをしていたが、そこから暗転。先発３度目でも初勝利を引き寄せられなかった。

　試合後、今中投手コーチは次回も先発チャンスを与えることを明言した。１６日の広島戦（マツダ）だ。４度目の正直で初勝利をつかみたい。