炭谷弾で西武が同一カード7連敗阻止
「西武3-2ソフトバンク」(10日、西武ド)
同じ相手に何度も負けられない。西武・炭谷が意地の一撃を見舞った。「ソフトバンクには6連敗でやられっぱなしなので、何としてもやり返したかった」。二回だ。1点を先制後に2死から岩崎のスライダーを左翼席中段に突き刺す、4号ソロ。貴重な追加点を挙げた。
今季のソフトバンク戦は開幕直後のホーム3連戦こそ3勝したが、5月に行われた敵地での5試合は全敗。首位を快走した4月の勢いを失い、交流戦前には首位から転落した。
同一カード7連敗阻止へ、チームも一丸となった。三回2死一塁での内川の左翼フェンスを直撃しようかという大飛球は、栗山が気迫のジャンピングキャッチ。すると、2死一、二塁から、秋山が岩崎相手に4打数4安打目となる中前適時打で3点目。「栗山さんの守備から勢いをもらった。いい気持ちで打席に立てた」とうなずいた。