ロッテ・西野、3戦ぶり白星で8勝目
「日本ハム3‐7ロッテ」(13日、札幌ド)
投球に不満は残ったが、3戦ぶりの白星をつかんだ。ロッテ・西野は六回途中3失点で8勝目。「何とかという内容だった。勝てて良かった」と控えめに喜んだ。
四回までに中田のソロなどで2点を失ったが、崩れることはなかった。前回登板の6日の西武戦は自己ワーストの5失点。六回に稲葉に四球を与えて満塁で降板したのは反省点だが、復調への兆しも感じ取れた。伊東監督は「勝ちがついて気分が変わってくれたら」と期待した。
昨年11月に育成選手から支配下選手契約を結んだ右腕が前半戦でチームトップの8勝をマーク。不調のエース成瀬が2軍調整中の現状では西野が先発陣の軸となっている。成長著しい22歳はオールスターにも選ばれた。「本当に一流選手が集まる場所。思い切ってやる。楽しんでこようと思う」。プロ5年目での新人王も、可能性は十分だ。