DeNA三浦、粘り切れず六回に力尽く

 「阪神8‐4DeNA」(14日、甲子園)

 悔やみきれない敗戦だった。丁寧に要所を締めながら阪神打線を0点に抑えてきたDeNA・三浦が、六回に捕まった。内野安打にと2四球で1死満塁。今成に前進守備を抜かれる逆転2点打を浴びた。

 「結果的に1点を守りにいって、大量点につながってしまった」。藤井彰にも適時打を許して降板。2番手・大原の満塁被弾で試合は決した。

 2つの記録がかかっていた。勝てば槙原(巨人)に並ぶ歴代46位タイの159勝、阪神戦通算47勝目は山本昌(中日)と並ぶ歴代4位、現役トップになるはずだった。

 中畑監督は「2点目を取れなかったのが反省点」とエースをかばう。二回は中村、金城が連続二塁打を放つが中村が生還できなかった。四回以降4イニング続けて無死からの走者を生かせなかった。5カード連続負け越し。負の流れを止められなかった。

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