明石商16強 2年生エース松本13K完投
「高校野球兵庫大会・4回戦、明石商4-1西宮今津」(21日、ほっと神戸)
明石商の2年生右腕、松本航投手が、9回6安打1失点、13奪三振の力投だ。カーブ、スライダー、スプリットと変化球を駆使し、三振の山を築いた。「後ろに先輩が控えていてくれるので初回から飛ばしていきました」と松本。自己最速144キロの速球を持つが、この日はコーナーを突く制球力で打者をほんろうした。
朝来市の梁瀬中時代には県内の強豪私学6校から誘いがあったが、「楽しく野球ができそうだったし、一度も甲子園に出ていない学校から僕らで甲子園に行きたかった」と明石商に進学した。同校は昨夏まで3年連続で夏の兵庫大会8強。今春の同大会は3位と、公立校ながら常に上位へ食い込んでいる。
ここからが正念場。夢の聖地へ「自分たちの野球をすれば行けると思います」と2年生エースは力強く語った。