内川、決勝MVP打~ひと振りで決めた

 「オールスター・第3戦、全パ3-1全セ」(22日、いわき)

 ひと振りでMVPをかっさらった。七回から代走で途中出場したソフトバンク・内川が、八回に決勝の2点適時二塁打。塁上で高々と両手を上げ、会心のVサインだ。「今まで生きてきた中で最高のVサインが出ました」と、声をはずませた。

 同点に追いついた八回に1死一、二塁で打席が巡った。初球の外角スライダーを迷うことなく振り抜くと、鋭く放たれた打球は左中間を真っ二つに破った。「最後にこんないい場面で回してくれるとは。前の人に感謝です」と笑みをこぼす。

 続けて「あれは井口さんのバットで打ったんですよ」。試合前に道具談議に花を咲かせ、「打てそうだなと思って」もらったのだという。「今日は本当に周りの人に打たせてもらった」と笑いが止まらなかった。

 試合前にはベンチ前で「みんなの導火線に火をつけます」と、ライターで着火するパフォーマンス。これが自らのバットにも点火し、今球宴での初安打をマークした。「最後の一人」を選ぶプラスワン投票で選出された球宴で後半戦に向けて大きな手応えをつかみ、「明日から気持ちを切り替えて頑張りたい」と力を込めた。

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