ロッテ育成出身・西野、球宴出場飾った
「オールスター・第3戦、全パ3-1全セ」(22日、いわき)
ロッテ前半戦の躍進を支えた西野が、全パの2番手として登板。2回を2安打無失点で切り抜けた。パ・リーグとしては育成出身選手の球宴出場は、ソフトバンク・千賀と並んで初の快挙。「すごい緊張しました。無事に0点に抑えてこられて良かったです」と振り返った。
マウンドに上がった三回は、2安打を許し2死一、三塁のピンチを招いたが、バレンティンを三ゴロ。四回は得意のカーブでブランコを空振り三振に仕留めた。セが誇る強打者2人を封じる、価値ある投球。「ビビってました。スイング音とか聞こえて、怪物みたいな感じ。桁違いのパワーを持っているので。たまたまだと思います」と謙そんした。
リーグを代表する野手をバックに全力投球の2イニング。「楽しかったです。安心して投げられました。どこに飛んでも捕ってくれるような感じだったので」と笑みがこぼれる。育成からはい上がってつかんだ大舞台。「いい経験になりました」。後半戦に、さらに弾みをつけた。