星野監督、後半戦は「正面だけを見る」
楽天・星野仙一監督(66)が23日、福岡市内で取材に応じ、24日・ソフトバンク戦(北九州)から始まる後半戦について口を開いた。これまで通り具体的な数値目標はなし。「変わらず。上も見ず。下も見ず。正面だけを見る」。目の前の戦いに集中する考えを示した。
貯金12、球団創設後初めて首位で折り返した前半戦。6日の中断期間を経て、残り62試合を戦う。2位・ロッテと2ゲーム差、最下位のオリックスでも7・5ゲーム差と、まだまだ先の見えない戦いだ。「パ・リーグは9月の最後までだんご(混戦)になる。今は順位やヨソを気にする時期じゃない」と、現状に満足はない。
球宴は長距離移動もある中での3試合。出場した田中、ジョーンズ、松井、嶋、青山と主力の疲労も気になるところだが「みんな使うよ。野手はね」と、変わらぬ信頼を寄せた。
就任3年目。「よくやってる」と、選手を褒めるシーンも増えてきた。成長のすべてをぶつける後半戦。正面だけ。前だけを見ていけば、その先には悲願の初優勝が待っている。