京都翔英8強、榎本が2安打3打点の活躍
「高校野球・京都大会4回戦、京都翔英8‐0京都成章」(23日、わかさ)
春夏連続甲子園へ向け、京都翔英が3年ぶりのベスト8に進出した。「3番・三塁」で出場した榎本和輝投手(3年)が、五回に左中間適時二塁打を放つなど2安打3打点。「3回戦は打てずにチームに迷惑をかけたので、いいところで打てて良かった」と振り返った。
準々決勝の先発を見据え、七回からはマウンドに上がった。安打と四球などで2死一、三塁のピンチを背負うも、落ち着いて後続を切った。
センバツは2回戦で敦賀気比に敗れ、春季京都大会は準々決勝で敗退した。6月2日の済美との練習試合では2‐9と完敗。この時期は部内不祥事の発覚も重なった。済美エースの安楽に無安打だった榎本は「練習するしかないと思い、走り込みをしっかりやった」。太田弘昭監督(40)から「センバツに出たから夏も甲子園に出られるという雰囲気を持つな」と厳しい言葉をかけられ、再びチームに緊張感が戻った。
準々決勝の相手は龍谷大平安。太田監督が指揮を執ってからは2戦2勝だが、「京都といえば平安だし、ダメもとでぶつかりたい」と意欲をみせた。