プロ側研修会に江藤氏、関本氏ら参加

 プロ野球経験者が学生野球資格を回復するためのプロ側の研修会が28日、都内で開催され、中日や巨人でプレーした慶大の江藤省三監督や元横浜監督の大矢明彦氏、巨人OBでデイリースポーツ評論家の関本四十四氏、若生智男氏ら100人が受講した。

 研修は4項目の講習で約5時間。講師は日本プロ野球OBクラブの森徹理事長らが務め、過去にプロアマ断絶に至った経緯や指導者の役割、高校生のけが防止策などの説明が行われた。まとめとして、講習に関するアンケートも実施された。

 高校の指導者にも興味を示す江藤監督は「元プロはだめだということがあってはいけない。気を引き締めて指導する必要がある」と話し、中学のクラブチームや大学でもコーチ経験のある関本氏は「指導に飢えているOBは多い。各項目、もっと時間をかけてもいいくらい」と感想を述べた。

 プロ側の研修修了者は12月に行われるアマ側の研修と適性審査を経て、正式に資格回復が承認される。中学生のクラブチームで指導を行う大矢氏は「子どもたちが高校に行くと話すことも遠慮していたが、声をかけられるようになる。第一歩を踏み出せた」と話した。

 今回の研修は大学で指導経験のある元プロなどが対象。8月10日にも行われ、元巨人の仁志敏久氏らが参加予定。対象者以外の研修は11月9日と10日に行われる。

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