最年長野手の中日・山崎が今季限り引退
中日・山崎武司内野手(44)が28日、今季限りで現役を引退する意思を明らかにした。29日に名古屋市内で記者会見する。
「俺がこの時期に2軍に落ちるのがどういうことか分かっている。それを受け止めないといけない。29日に、みんなの前できっちり自分の気持ちを話したい」。現役最年長野手は、自らに言い聞かせるように話した。26日の巨人戦(ナゴヤドーム)後、今季2度目の2軍降格を告げられ、引退を決意。出場選手登録を抹消された27日に、坂井克彦球団社長と井出俊球団代表にその意向を伝えた。
28日にはナゴヤ球場で西脇紀人編成担当と懇談。「CSを目指して頑張ってほしい、という言葉をもらえた。やってやろう、と思っている。(編成担当の)西脇さんから、ドラゴンズの生え抜きだと思っている、と言われたのは心を打ったね」。西脇編成担当は、引退試合も含めて「道筋をきっちりつくりたい」と話した。
歴代17位の通算403本塁打を放っている大砲は、CS進出に向けてラストシーズンを走り抜ける。