糸井&李大浩アベック弾!オリ連敗脱出
「オリックス5‐3ロッテ」(2日、京セラ)
オリックスが誇る主軸コンビが華麗なる競演だ。糸井が初回に先制の10号ソロを放てば、四回に李大浩が18号ソロで続く。今季91試合目で初のアベック弾を決め、チームを勝利へと導いた。
まずは糸井が異次元のパワーを見せつける。グライシンガーの外角低めシュートを軽いスイングではじき返すと、白球は高々と舞い上がり、そのままバックスクリーンに吸い込まれた。中飛かと思われた打球だけに、「入るとはね」と本人もビックリの驚弾だ。
これに負けじと、李大浩は飛距離で魅せる。高め変化球を豪快に打ち抜き、5階席のフェンスに直撃する特大弾を披露。「完璧だったね。連敗中だったから、何とか打ちたいと思っていたんだ」と涼しい顔で、4番の働きに胸を張った。
初の“日韓競弾”に、糸井は「僕が打ってないだけ」と苦笑い。自身2年ぶりとなる2桁本塁打をマークし、「頑張ります」とさらなる量産を誓う。一方の李大浩は「あまり意識してなかったけどね」とさらり。それでも「クリーンアップが打てればいいね」と、満足げに白い歯をのぞかせた。