楽天6連勝!田淵氏も選手の成長評価

 「日本ハム0‐3楽天」(3日、札幌ド)

 連勝記録も塗り替えるぞ。星野楽天が、先制、ダメ押し、完封リレーという堅実野球で日本ハムに快勝。引き分けを挟み、今季2度目の6連勝とし、球団記録となる7連勝にも、あと「1」と迫った。

 嫌な流れの序盤だった。二回無死一、二塁から岩崎、三回無死一塁から藤田がそれぞれバント失敗。ともに無得点に終わった。「ミスはいかん。序盤で決めていたはずなのに。投手が頑張ったよ」と星野監督も厳しく指摘。だが、これでも勝てるのが首位の力か。

 六回2死二塁、岩崎の遊撃内野安打が相手の失策も誘って先制に成功。九回1死二、三塁から右翼線へ2点適時二塁打を放ったのは藤田。ミスをした2人が、その後のチャンスでキッチリ結果。「どっかで取り返してるな。仕掛けが遅いけどな」と指揮官は評価した。

 この日は昨年までのヘッドコーチだった田淵幸一氏がテレビ解説のため札幌ドームを訪れた。チームの勝利を見届け「選手の成長が大きい。みんなどっしりと構えている。去年まで、監督にオドオドしていた部分があったけど、どうやったら勝てるか、それを理解できてる」と、精神面の飛躍に目を細めた。

 試合後はその田淵氏、応援に駆けつけた明大時代の同級生と、札幌市内で会食。英気を養い、また次の試合へ。2008年、2011年にそれぞれ記録した球団記録の7連勝をかけ、タクトをふるう。

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