松井氏が帰国、甲子園の開会式出席へ

 巨人やヤンキースなどで活躍し、5月に国民栄誉賞を受賞した松井秀喜さん(39)が5日、生活拠点を置いている米ニューヨークから成田空港着の日航機で帰国した。日本滞在は同賞授与式と現役引退セレモニーへの出席以来、約3カ月ぶり。到着後には東京都内で巨人・原辰徳監督(55)と会談したもようだ。

 今回の帰国では、8日に開幕する夏の甲子園大会開会式、第1試合を観戦する予定。3年夏の大会2回戦・明徳義塾戦での5打席連続敬遠など数々の伝説をつくった高校球児の聖地に“里帰り”する。

 午後4時40分すぎ、空港到着ロビーに姿を見せた松井さんはグレーのジャケットにネクタイ姿だった。約300人のファンから歓声が上がり、「お帰りなさい」の声には左手を軽くあげるポーズをみせた。夜には東京都内で取材に応じ、久々の高校野球観戦に「23年ぶりだからね」と語ったが、巨人関係者との接触に関しては「私の口からは何とも言えませんね」と言葉を濁していた。

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