L浅村が逆転サヨナラ3ラン!20発到達
「西武7‐6日本ハム」(7日、西武ド)
頼れる4番が最高の輝きを放った。2点を追う九回2死一、二塁、浅村が日本ハムの守護神武田久の外角高めのストレートを逃さずフルスイングすると、打球は高々と舞い上がり、右翼席へ飛び込む20号逆転サヨナラ3ラン。
「打った瞬間にいったと思った。ことし一です。連敗は避けないといけない状況だった」とお立ち台で胸を張った。
渡辺監督も「執念を感じた。本当によく打ってくれた」と絶賛した。
苦しい展開だった。先発の十亀は初回、中田に先制打を許し、三回にはアブレイユに2点二塁打を浴びたが、同点のまま5回で降板した。
打線は相手のミスに乗じた。初回2死一塁から3連続四死球で同点。2点勝ち越された直後の三回も、スピリーの右犠飛で1点差とし、なお2死一、三塁でトーマスが一塁けん制後、相手内野陣が一、二塁間で挟殺にもたつく間に、三走浅村が本塁に突入して追いついた(記録は重盗)。
七回にまた1点を勝ち越されたが、直後に浅村が同点右前打。そして最後も4番が決めた。大きな1勝を手にした。