高木竜、また初モノに…藤浪に白星献上
「中日0-1阪神」(11日、ナゴド)
打てなかった。最後は連投続きの中日・浅尾、岩瀬を投入できずに力尽きた格好だが、問題は打撃陣にある。新人・藤浪の前にわずか2安打無得点。またも初対戦の相手に白星を献上してしまった。
「立ち上がりは良くなかったんやないかな。だけど、いかんせん打てなさすぎる。みんな調子がよくないんやけど」
高木監督は何度も首をかしげた。9回で先頭打者の出塁は実に4度。それなのに、最後までむなしくゼロを並べた。
これで今年のオープン戦、公式戦で初対戦となる投手が先発した試合は3勝10敗となった。
「それはたまたまだと思うけど…。何球か甘い球があったけど、それを打てなかったのはボールに力があるから。完敗です。藤浪は1年目のダルビッシュよりいい。このままいけばすごい投手になると思う」。指揮官は全身の力が抜けたような、うつろな目で試合後の総括を締めくくった。