山本昌48歳星へ「頑張りマンモス」
11日に48歳になったばかりの中日・山本昌投手が、15日のヤクルト戦(神宮)に先発する。勝てば40代で39勝となり、38勝で並んでいた工藤公康(西武など)を突き放し、単独トップに立つ。
山本昌は12日、ナゴヤ球場に隣接する屋内練習場で調整し、2日連続となるブルペン投球などをこなした。記録については「それを1個1個やったといっても仕方ない。CSというルールがあるから、チームがそこに入れるような戦力になりたい。とりあえず頑張りマンモス…」
ん?女優の酒井法子を彷彿(ほうふつ)とさせる言葉も交えたが、表情はいたってマジメ。個人記録ではなく、低迷するチームを浮上させることだけを考えている。
今季12試合で4勝2敗、防御率3・72。前回登板の1日の阪神戦(甲子園)で4回3失点と苦しみ、2日に出場選手登録を抹消された。2軍では登板機会がなく、中13日での先発となる。「ちょっと間隔があいたから、この1週間で4度ブルペンに入っているよ。良くなっている感覚はあるよ」。名球会左腕はそう手応えを語った。
48歳での登板は、浜崎真二(阪急)と湯浅禎夫(毎日)に次ぎプロ野球史上3人目。また48歳白星なら、浜崎以来2人目になる。新しい伝説をつくり、チームに勢いをもたらしたい。