原G、余裕1敗!阿部外してM足踏み
「巨人4-6中日」(16日、東京ド)
巨人は逆転負けでマジックは「33」のまま足踏みとなった。13日から始まった東京ドーム6連戦は、これで1勝2敗1分け。連戦前に川口投手総合コーチが「今週がカギだと思う。(ドームは屋外より)寒いから。気が抜けがちになる」と語っていた懸念が当たりつつある。
4戦で24失点。6月23日以来の先発だったホールトンが5回2/3を4失点と崩れ、中継ぎ陣もつかまった。原監督は「(先発は)もう少し長いイニングで、というのが大事になる。(中継ぎに)負担…?それが彼らの仕事だから。役割を果たすだけ」と奮起を促した。
それでも絶対的4番の阿部を“積極的休養”で先発から外すなど、まだまだ戦い方には余裕がある。ホールトンの代わりに第3捕手の井野を抹消し、捕手は2人体制。その中で第2捕手の実松を先発させ、阿部を代打待機させた。指揮官は「(ベン入り野手)15人の用兵に当たっての最善策」と説明。出場が決定的なCSに向け、長期的視野で投手陣の立て直しや選手のコンディション調整をしていく。