中畑監督反省「大味な野球」連弾空砲に

 「DeNA2‐5広島」(16日、横浜)

 梶谷、モーガンの、ど派手な連続アーチも空砲に終わった。一見華やかな一発攻勢も、それ以外は三塁も踏めなかった。巨人との互角の激闘を経て勢いに乗るはずが、DeNAは完敗に終わった。

 中畑監督は反省を口にした。「連続ホームランの後、攻撃陣の形が淡々としてしまった。作戦失敗があると流れが止まる。守備面でもミスがあって盛り上がらない。自滅の試合」。自らへの不満を口にした。

 決勝点も記録に出ない守備のミスだった。七回2死二塁。キラの一、二塁間の当たりをブランコが横っ飛びで好捕したが、一塁送球の際にボールに手がつかず、落球。二塁走者の生還を許す勝ち越し適時内野安打としてしまった。

 「大味な野球になってしまった。大味でも、中身のある試合をやっていかなければいけない」。指揮官の掲げる打ち勝つ野球。その背景として必要なミス排除の必要性を、痛感させられた。

 「あすの相手(広島・バリントン)は相性が悪くない。取れれば流れはこっちに来る」。前回(7月30日)攻略した実績を自信に、打ち勝って流れを取り戻す。

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