日ハム・大谷、7試合ぶりに先発復帰へ
日本ハムの大谷翔平投手(19)が、17日のソフトバンク戦(帯広)に野手として7試合ぶりにスタメン復帰することが分かった。中継ぎ登板もあり、一時先発出場から離れたが、7日の西武戦以来、バットでチームに貢献する。
8月に入って打率は3割を切り、現在・269と低迷する大谷はこの日、帯広での練習に参加。打撃練習では4本の柵越えを披露し、「これまではミスショットが多かったので、甘い球をしっかり打ちたい」と意欲をのぞかせた。
スタメンから外れ、ベンチを温めていた日々は、投手、野手としての二刀流目線で一流投手の配球を研究した。それだけに「打席での結果が答えになると思います」とも言い切った。
また、右翼での先発を明言した栗山監督は、9日のロッテ戦以来となる中継ぎ起用にも触れ、「ライトから投手はゼロじゃない」と含みを持たせた。ただ、今週は4戦しかなく、中継ぎ陣に余裕があることから出番の可能性は非常に小さいと思われる。
それでも二刀流は、「投げる方も打つ方も、準備だけはしっかりやっていきたい」と白い歯をキラリ。甲子園に初出場した帯広大谷高に負けじと、大谷も初めて訪れた帯広の地でさわやかな風を吹かせる。