SB摂津6回4失点 また帯広で痛打
「日本ハム10‐3ソフトバンク」(17日、帯広)
苦い過去と決別できなかった。むしろ、その思いを増幅させてしまったかもしれない。ソフトバンク・摂津は昨年、帯広での登板で、負け投手にこそならなかったが4回6失点と打ち込まれた。そして今年は6回4失点。36日ぶりの黒星となる5敗目を喫した。
「きょうはコントロール。うまくいかなかった」。カーブは高めに浮き、シンカーもコーナーに決めきれない。逆転された五回は、中田にカーブを同点二塁打され、続く大谷には3球続けたシンカーを捉えられた。日本ハムの「ON」に痛打され、この時点で97球。5四球を与えた苦心の投球は知らず知らずのうちにスタミナを奪っていった。
地方球場は過去6戦5勝無敗だったが、ついに黒星。チームの連勝を3で止めてしまったエースは「また頑張るしかない」と自分に言い聞かせた。