De国吉が今季初先発でホーム連敗阻止
「DeNA6‐2広島」(18日、横浜)
期待の右腕が、チームの危機を救った。今季初先発のDeNA・国吉が、8回2失点で2勝目。最速153キロの剛球を中心に、相手打線をねじ伏せた。「出遅れた分、迷惑をかけた。少しでも僕の投げる試合で、勝つことができれば」と訴えた。
今季は不振で開幕1軍を逃した。4月には腰痛を発症。5月いっぱいは治療に専念した。11日のヤクルト戦(秋田)で2番手として勝利。この日の先発の座をつかんだ。チームがホーム8連敗中での登板。「連敗を止められたことが一番大きいです」と胸を張った。
中畑監督は「きょうのピッチングならどのチームが相手でも十分通用する」と絶賛。それでも「年1回はこういうピッチングがある。問題は次」と信頼を得るのはこれから。ようやくチームに貢献した男は「次は完投、完封します」と約束した。